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【社会】

天皇陛下、84歳に 「次の時代への継承向け準備」

皇居・御所の庭を散策される天皇、皇后両陛下=宮内庁提供

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 天皇陛下は二十三日、八十四歳の誕生日を迎えられた。これに先立つ記者会見で、退位日が二〇一九年四月三十日となったことに「残された日々、象徴としての務めを果たしながら、次の時代への継承に向けた準備を、関係する人々と共に行っていきたいと思います」と述べた。

 会見では「これまで多くの人々がおのおのの立場で考え、努力してきてくれたことを、心から感謝しています」と謝意も示した。退位日の決定後、陛下が公の場で具体的な心境を明らかにしたのは初めて。

 十月に九州北部豪雨の被災地を見舞った際の印象については「被害に遭った人々が深い悲しみの中にありながら、皆で協力して懸命に復興に取り組んでいることを、心強く思いました」と語った。

 二月下旬から三月上旬には皇后さまと共にベトナムを公式訪問し、第二次大戦後にフランスからの独立戦争に加わった残留元日本兵のベトナム人家族と面会した。陛下は「日本とベトナムとのさまざまな交流の歴史に触れることとなりました」と述べた。約千三百年前に高句麗出身の渡来人が創建した高麗(こま)神社(埼玉県日高市)を九月に訪れたことも「わが国と東アジアとの長い交流の歴史に思いを致しました」と振り返った。

 陛下は二十三日に皇居・宮殿と御所でさまざまな祝賀行事に臨むほか、一般参賀で国民からのお祝いを受ける。 (小松田健一)

 

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