東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

景品取れない!クレーンゲーム 設定変更の6人、詐欺容疑で逮捕

押収されたクレーンゲーム機や景品=23日、大阪・南署で

写真

 大阪市内のゲームセンターでクレーンゲーム機を景品が取れないように設定し客から料金をだまし取ったとして、大阪府警保安課は二十三日、詐欺の疑いで、ゲームセンター運営会社「アミューズメントトラスト」(同市浪速区)社長の大平剛史(おおだいらたけし)容疑者(33)=同市住吉区沢之町二=と社員ら二十〜三十代の男女の計六人を逮捕した。

 保安課によると、ゲームセンターの景品を巡る詐欺事件の摘発は全国で初めて。同課は二十三日、大阪市の中央区や浪速区、京都市中京区の系列の五店舗などを家宅捜索した。他に店員ら十人にも任意で事情を聴いている。

 保安課によると、大平容疑者は「不正を指示したことはない」と容疑を否認している。社員五人は容疑を認めている。

 大平容疑者の逮捕容疑は社員と共謀して今月一〜九日、大阪市中央区道頓堀一と同市浪速区難波中二のゲームセンターで、クレーンのような装置を操作して景品を獲得するゲーム機の設定を店員が変更。景品が取れないようにした上で、二十代の女性客計四人に「絶対に取れる。今やめたらもったいない」とうそを言って約四十七万円をだまし取ったとされる。

 保安課によると、当初はぬいぐるみなどを景品として無料でゲームをさせた上で一回五百円から挑戦させ、違う台に誘導したり、高価なゲーム機やタブレット端末を景品に加えたりしながら最終的に料金を一万円までつり上げていた。現金自動預払機(ATM)や消費者金融で金を引き出し、ゲームを続けた客もいるという。

 二〇一五年以降、「景品が取れない」と府警に三十人以上からの相談が寄せられ、被害額は計約六百万円に上る。十万円以上の被害が多く「六十万円以上使った」と話している人もいるという。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報