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【社会】

介助犬 86歳の生きる力 長野の矢沢さん、最高齢利用者に

矢沢芳子さんと介助犬「でんちゃん」=28日、長野県飯田市で

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 日常生活の手助けをする介助犬の認定試験に、長野県飯田市の矢沢芳子さん(86)と介助犬「でんちゃん」が合格した。でんちゃんの貸し出し元の日本聴導犬協会(同県宮田村)によると、日本最高齢の利用者になるという。

 でんちゃんは体長約八〇センチのゴールデンドゥードゥル。毛が抜けにくく、公共の場にも連れて行きやすい犬種だ。三年前に交通事故で手足が不自由になった矢沢さんを助けるため、利用者と介助犬がペアで受ける認定試験に向け二年間の訓練を受けた。

 携帯電話を手元に持ってきたり、ドアを開閉したりといった補助をする。事故後、車いすが必要だった矢沢さんは、今年八月には、でんちゃんにつかまりながら歩けるようになった。

 矢沢さんは「家族の一員のでんちゃんに励まされながらの訓練が、生きる楽しみになった」と話している。

 厚生労働省によると、介助犬は全国で六十八頭。同協会によると、介助犬の貸し出しは通常五十〜六十代が多いが、有馬もと会長は「新しい人生のスタートを切るための支えになる」として、高齢者への普及を呼び掛ける。

 

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