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【社会】

やや少なめ…富岡八幡の初詣 宮司殺害「縁起が悪い」

例年よりも、やや参拝客が減少気味という富岡八幡宮=東京都江東区で

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 昨年末、神職トップの女性宮司が元宮司の弟に殺害された事件が起きた富岡八幡宮(東京都江東区)。例年三が日は約十五万人でにぎわうが、初詣客らによると、いつもに比べて人出はやや少なめ。事件が影を落としている。

 「やっぱり少ないね…」「すいてるからいいんじゃない?」

 晴天に恵まれた二日午後一時すぎ、本殿に続く参道で、参拝に向かう親子連れがささやいた。長い行列がないため、立ち止まることなく本殿に進み、さい銭を投げ入れた。

 初詣客らによると、いつもは本殿から約百二十メートル離れた大鳥居の先まで行列が続くというが、この日は本殿前の境内に「最後尾」のプラカードを持った警備員が立っている。

 富岡八幡宮は初詣客の数について「激減とまではいかないが、例年よりは少ない」と話す。参道でたこ焼きを売る鈴木隆司さん(44)は「全然人がいない。売れ行きは十分の一だね」とぼやいた。

 初めて訪れた墨田区の会社員女性(29)は「事件があったから、逆に人が少ないと思って狙って来た」という。地元の会社員女性(35)は「おみくじも全然並ばないで買えた。事件と神様は関係ないので気にしない」と笑顔。ただ、縁起を気にする声もあり、千葉県浦安市の無職男性(70)は、お札を納めに来ただけで、参拝を見送った。「新しい宮司が決まって、また神社がしっかり立ち直ったら参拝しようと思う」と話した。 

  (蜘手美鶴)

 

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