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【社会】

南極点 無補給単独で踏破 荻田さん、日本人初

荻田泰永さん

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 南極点まで約千百三十キロの無補給単独歩行に挑んだ北海道鷹栖(たかす)町の冒険家荻田泰永(やすなが)さん(40)が、日本時間の六日午前一時四十五分ごろ(現地時間五日午後一時四十五分ごろ)、南極点に到達した。昨年十一月十八日(同十七日)に南極大陸の海岸を出発、五十日間で踏破した。荻田さんの遠征事務局によると、無補給単独歩行での南極点到達は日本人初。世界では約二十五人が達成しているという。 

 六日朝、衛星電話で東京の遠征事務局に連絡した荻田さんは「到達してうれしい。五十日間、目の前の一歩一歩の積み重ねだった」と声を弾ませた。「もう明日からは歩かなくていいと安堵(あんど)感がある」とも語り、事務局に集まった支援者らの笑いを誘った。

 南極点までの行程では、食料や燃料、テントを積んだ重さ約百キロのそりを一人で引きながら歩いた。南極大陸は分厚い氷床に覆われており、今の季節は夏だが、気温は氷点下一〇〜二〇度ほどだった。

 海岸から標高約二千八百メートルの南極点までは、高地から常に強い向かい風が吹き下ろす厳しい環境だという。

 荻田さんは二〇〇〇年以降、十五回にわたり北極圏を訪れ、計約九千キロ以上を踏破してきた。南極での冒険は今回が初めて。

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