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【社会】

続く不時着「極めて異常」 怒る沖縄 突然異音 低空飛行

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 沖縄県うるま市の伊計島(いけいじま)に不時着した米軍機の撤去から半日足らず。サトウキビ畑が一面に広がる読谷村(よみたんそん)で、再び米軍ヘリが異音を響かせ、電柱をかすめるように降下した。相次ぐ米軍機トラブルに、読谷村の石嶺伝実(でんじつ)村長は「極めて異常だ」と、怒りで表情をこわばらせた。(琉球新報)

 午後四時二十分ごろ、残波ビーチにいた町田宗久さん(53)=同村瀬名波(せなは)=はヘリの大きな音に思わず空を見上げた。「普段と何か違う。落ちなければいいが」。ヘリ数機が速い速度で南下。その後、不時着があったと聞いて現場に駆け付けた。

 儀間恭昇さん(68)=同村儀間(ぎま)=は、サトウキビ畑での作業を終えた直後、米軍ヘリ二機が高さ四十〜五十メートルほどで飛ぶのを見た。普段より低く、おかしいと思っていると、一機がさらに高度を下げた。「電柱にぶつかるなというぐらいだった」。地面に降りたのに驚き、四時五十分、消防に通報した。前を飛んでいた別の一機はそのまま南に向かった。

 同村渡慶次(とけし)の与那覇清徳さん(70)は、直前の午後四時ごろまで現場から約百メートルも離れていない畑で作業をしていた。「こんな立て続けに不時着が起きる。怒りはもう頂点を越している」と語気を強めた。

 神谷乗好さん(78)は、読谷村で以前に米軍機がトレーラーを落下させ、女児が犠牲になったことに触れ「基地は危険だし、戦争にもつながる。早く撤去してほしい。政府がだらしない」と強く批判した。

 岐阜県から家族旅行で訪れた松原孝春さん(63)と娘の知恵美さん(32)は食事後にレンタカーでホテルへ戻ろうとしたが、規制のため遠回りを余儀なくされ、約三十分間、周辺を走り回った。知恵美さんは「ものすごい数のパトカーとサイレン音に驚いた」。孝春さんも「まさか旅行中に米軍の事故が起きるなんて。何回、同じことを繰り返すのか、米軍に強く抗議したい」と憤った。

 

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