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【社会】

ヘリ不時着 米国防長官謝罪 翁長知事は抗議

不時着した現場を離陸する米軍のAH1攻撃ヘリコプター=9日午前7時21分、沖縄県読谷村で

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 小野寺五典(いつのり)防衛相は九日、マティス米国防長官と電話協議し、沖縄県で相次いだ米軍ヘリコプターの不時着に関し、再発防止や点検整備の徹底を申し入れた。マティス氏は「申し訳ない」と謝罪した。一方、沖縄県読谷村(よみたんそん)の廃棄物処分場に八日に不時着した米軍普天間(ふてんま)飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)所属のAH1攻撃ヘリが九日午前七時二十分すぎに自力で離陸、六分後に同飛行場に到着した。沖縄県側は反発を強めている。

 小野寺氏は電話協議で抜本的な対策を講じるよう要請。マティス氏は「重要な課題としてしっかり取り組んでいきたい」と応じた。

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は相次ぐ不時着について「本当に言葉を失う。(再発防止について)何一つ前に進まない」と県庁で記者団に語った。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で「米軍の飛行は安全確保が大前提だ。事故は地元に不安を与え、あってはならない」と述べた。江崎鉄磨沖縄北方担当相は会見で「あまりにも頻繁で極めて遺憾だ。米軍はもっと緊張感を持ってほしい」と求めた。

 AH1ヘリは八日午後四時四十五分ごろ、不時着した。現場は読谷村のホテル日航アリビラ敷地から北東に約二百五十メートル。乗っていた二人にけがはなかったという。防衛省沖縄防衛局によると、米軍は九日に「テールローター(後部回転翼)のギアボックスでわずかな電気的事象を検知し、警告灯が点灯したために(事故を避ける)予防的着陸を行った」と説明した。

 八日午前には同県うるま市の伊計島(いけいじま)海岸に不時着したUH1ヘリが大型輸送ヘリでつり上げられて撤去されたばかり。県幹部は、原因究明まで両ヘリ同型機の飛行中止と在沖縄米軍機の総点検を日本政府と米軍に求める考えを示している。

 

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