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【社会】

不時着翌日に飛行再開 米軍ヘリ、沖縄の要請無視

普天間飛行場から再び飛行し沖縄県名護市上空を飛ぶ、読谷村に8日不時着したAH1攻撃ヘリコプター=9日午後3時55分

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 在日米軍は九日、沖縄県読谷(よみたん)村に不時着したAH1攻撃ヘリコプターを、米軍普天間(ふてんま)飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)から再び飛行させた。日本政府関係者が明らかにした。県側はAH1、うるま市に六日不時着した多用途ヘリUH1について、原因が究明されるまで同型機の飛行を中止するよう求めたが、米軍が無視した形。沖縄では反発が広がった。

 UH1、AH1の同型ヘリの飛行も九日に確認された。小野寺五典(いつのり)防衛相はこの日、マティス米国防長官と電話協議し、再発防止や点検整備の徹底を申し入れ。マティス氏は「申し訳ない」と謝罪していた。

 小野寺氏は電話協議で、抜本的対策を講じるよう要請。マティス氏は「重要な課題としてしっかり取り組んでいきたい」と応じた。

 防衛省はマルティネス在日米軍司令官(空軍中将)に、在日米軍が運用する全ての航空機の整備、点検の徹底を要請した。

 不時着したAH1ヘリについて米軍は九日「構造的な問題は確認されなかったが、電気系統の不調があり、テールローター(後部回転翼)付近のセンサーを交換した」と明らかにした。

 AH1は再飛行に先立ち、九日午前七時二十分すぎに自力で離陸、六分後に同飛行場に到着。翁長雄志(おながたけし)県知事は相次ぐ不時着に「本当に言葉を失う。(再発防止は)何一つ前に進まない」と記者団に語った。

 AH1ヘリは八日午後四時四十五分ごろ、読谷村のホテル日航アリビラ敷地から北東約二百五十メートルの地点に不時着。乗っていた二人にけがはなかったという。

 

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