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【社会】

八王子市民有志 「はれのひ」被害者へ成人式企画

「八王子の人たちが新成人の涙を笑顔にと上げた声を形にしたい」と話す西室さん(左)=東京都八王子市で

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 振り袖の販売・貸出会社「はれのひ」(横浜市)の突然の営業停止で、成人の日に晴れ着を着られなかった新成人を支援する輪が、同社の支店がある東京都八王子市の呉服店や写真スタジオから広がっている。二月にも被害者のための成人式を市民主催で開く準備も始まった。 (萩原誠)

 支援活動を始めたのは、同市横山町の呉服店「きものの西室」の西室真希さん(36)。八日、市の依頼で成人式会場に駆けつけ、楽屋で被害に遭った新成人の着付けを手伝った。泣き崩れる新成人や、傍らに顔を真っ白にして座り込む家族を目の当たりにし、「二十歳の笑顔を取り戻したい」と思い立った。

 「撮り直しの着付けのお手伝いもさせて」とフェイスブックに投稿すると「手伝いたい」という反響が続々と寄せられた。他の貸出業者などの協力で晴れ着を百二十着ほど確保できる見通しになり、二月に市内で成人式を開くための「八王子成人式プレゼントプロジェクト」を友人らと立ち上げた。

 当面は、プロジェクトを広く知ってもらおうと開設したツイッターのダイレクトメッセージなどで問い合わせを受ける。西室さんは「運営費の募金も呼び掛け、多くの市民の力で成功させたい」と語る。ツイッターは「八王子成人式プレゼント実行委員会」で検索。

 別の支援の動きもある。同市中野上町の「フォトスタジオプライム」は、二月までの平日、被害者の衣装代や着付け、ヘアメーク、撮影料を無料にする。同スタジオも八日、被害者らに振り袖などを用意した。「少しでも傷が癒えるよう振り袖姿の写真を残してあげたい」という代表の河村優子さん(43)は、西室さんらのプロジェクトにも協力したいという。問い合わせはプライム=電042(622)8550=へ。

 

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