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【社会】

広辞苑10年ぶり サプライズ大改訂

10年ぶりに改訂された「広辞苑」を手にする女性=12日午前、東京都千代田区の三省堂書店神保町本店で

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 国語辞典のベストセラー、岩波書店の「広辞苑」の10年ぶりとなる改訂版(第7版)が12日、発売された。「ブラック企業」「LGBT」(性的少数者)など、第6版の刊行後に定着するなどした言葉約1万項目を追加し約25万項目を収録。無料で利用できるネット辞書の普及などで紙の辞書を取り巻く環境は厳しいが、辞書界の代表的存在の改訂で、書店の活性化などが期待される。

 東京都千代田区の三省堂書店神保町本店はメインの入り口などに広辞苑を積み上げた特別売り場を設置。「無茶(むちゃ)振り級にがっつり大改訂。十年ぶりのサプライズ」と第七版で追加された単語を使ったポスターで発売をアピールした。

 横浜市港北区の長谷川稔さん(70)は「本を読んでいるときに意味が正しいか、すぐに確かめられる。紙で読むというのは気分が良い」と笑顔で話し、購入。同書店の副本店長松下恒夫さんは「昨年は本が売れない年だったので、今年こそはと考えている。低迷を打ち破る起爆剤になれば」と期待を込めた。

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 改訂版では、科学技術の進歩により、一般的に使われるようになったIT用語や、東京電力福島第一原発事故後に注目された科学分野の言葉などを重点的に選定。今回初めて編集者に原発担当が加わり、「将来も使われ続ける言葉」として「安全神話」「廃炉」などが新たに選ばれた。

 三千二百十六ページで、普通版と、二分冊の机上版の二種類を販売。普通版は九千百八十円で、机上版は一万四千四十円(いずれも六月三十日までの特別価格)。

 

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