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【社会】

両陛下、3月沖縄へ 戦没者慰霊、初の与那国も

2014年6月、撃沈された対馬丸の生存者や遺族と懇談される天皇、皇后両陛下=那覇市の対馬丸記念館で

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 天皇、皇后両陛下が三月下旬に沖縄県を訪問されることが十二日、宮内庁への取材で分かった。沖縄本島のほか、初めて与那国島を訪れ、日程は二十七〜二十九日の三日間を軸に検討している。両陛下の沖縄訪問は二〇一四年六月以来で、皇太子夫妻時代を含め十一回目。来年四月三十日に陛下の退位を控え、天皇、皇后としては最後の訪問となる見通しだ。

 宮内庁関係者によると、両陛下が沖縄訪問を強く希望した。初日は特別機で那覇市に入り、沖縄戦で犠牲となった住民や軍人の遺骨を納めた国立沖縄戦没者墓苑(糸満市)を訪れ、戦没者を悼む。二日目に与那国島を訪れ、日帰りで那覇へ戻る。

 両陛下は皇太子夫妻時代から、太平洋戦争で国内唯一の地上戦があった沖縄県に心を寄せ続け、戦没者の慰霊や遺族との交流を重ねてきた。初めて沖縄へ足を運んだのは一九七五年、沖縄国際海洋博覧会に出席するためだった。即位後の九三年には、歴代天皇で初めて沖縄を訪れた。

 沖縄戦で組織的戦闘が終結したとされる六月二十三日の「沖縄慰霊の日」は、広島、長崎への原爆投下日、終戦の日と並ぶ「忘れてはならない四つの日」とし、毎年欠かさず黙とうしている。二〇一四年六月の訪問の際は、太平洋戦争中に米軍の魚雷攻撃を受けて撃沈した学童疎開船「対馬丸」の犠牲者を慰霊した。

 与那国島の訪問に関しては、陛下が退位の意向をにじませた一六年八月のビデオメッセージで、島々への旅を「天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」と言及していた。沖縄県の離島では、一九七六年に伊江島、二〇〇四年に宮古島と石垣島、一二年に久米島を訪れた。

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