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【社会】

「はれのひ」被害 支援の輪 横浜の美容師ら 無料撮影会準備

新成人の着付けをする森石さんの美容院スタッフ=森石さん提供

写真

 振り袖の販売・貸出会社「はれのひ」(横浜市)の突然の営業停止により、一部の新成人が成人式で晴れ着を着られなかった問題で、同市の美容師らが「いい思い出に変えてあげたい」と被害者の晴れ着姿の写真撮影会を無料で開く準備を進めている。同市や同社の支店がある東京都八王子市では来月、お笑いタレントや市民が企画する成人式が開かれる動きもあり、支援の輪がさらに広がりを見せている。 (志村彰太)

 「せめて晴れ着の写真だけでも残してあげたい」。撮影会を企画した美容師の森石勝徳さん(66)はこう話す。横浜市南区で美容院「AkaiKutsu」を経営する森石さんはこれまでも、慈善コンサートを開いて収益を乳がん患者の支援団体や東日本大震災の被災者に寄付するなどしてきた。今回の問題を知ってすぐ、「新成人がかわいそう」と撮影会を思い立った。

 知り合いなどに協力を求めたところ、美容関係商社「フジシン」横浜支店(同市中区)が撮影スタジオを無償で貸してくれることになり、晴れ着のレンタルは、被害者への無償貸しを発表している業者に頼んだ。ヘアメークや着付けは美容院スタッフらが担い、撮影は市内を拠点に活動するプロ写真家に依頼する。

 撮影会は二月六日午前九時からフジシン横浜支店で。人数は二十人を予定しているが、できる限り対応するという。「スタッフは徐々に集まっているが、まだ足りない。晴れ着も最終的に何着集まるか分からない」と森石さん。着付けや化粧、ヘアメークができる協力者を募り、振り袖を貸してくれる人も探している。

 写真は十ポーズ撮影し、後日データで提供する。参加者は「はれのひ」の利用明細書や領収書など証明になる書類と、レンタルが難しい足袋と草履を自分で用意する。

 森石さんは「最高のプロが集まって撮影する。晴れ着を着られなかった嫌な思い出をいい思い出に変えてあげたい」と語った。

 申し込みは森石さんのメール=mori.ka.27@icloud.com=へ。

 

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