東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

首都圏真っ白 遠い家路 交通ストップ、転倒でけが続出

雪が降る中、東京・浅草寺の雷門前を歩く観光客ら

写真

 関東に二十二日降った大雪で、首都圏は見渡す限りの銀世界となった。帰宅のラッシュ時に鉄道のダイヤが大幅に乱れ、入場規制が敷かれたターミナル駅は、家路を急ぐ人たちであふれた。転倒によるけが人も相次ぎ、雪に対する都会のもろさをさらけ出した。 

■ 交通機関

 東急田園都市線、東横線の渋谷駅では午後四時から約四時間半、改札内への入場が規制され、利用客が長い列をつくった。午後六時すぎ、横浜市青葉区の女性(32)は三歳の長男と手をつなぎ、隣の夫が一歳の次男を抱っこして、列に並び始めた。ほとんど動かない列の様子に「今日は夫が仕事を休んで長男の幼稚園の手続き、私は仕事帰りです。帰りは九時を回るかも」と途方に暮れた様子だった。

 渋谷駅の西口バスターミナルでは、横なぐりの雪の中、コート姿の会社員や学生らが手を震わせ、バスを待った。神奈川県の大学生岡啓太さん(21)は「バスもなかなか来ない。携帯の電池が切れ、親に連絡もできない」とため息をついた。

 JR川崎駅では午後四時ごろ、早めに帰宅する会社員や下校途中の学生らで、雪が舞い込むホームが混雑した。

■ 都内で67人

 東京消防庁は二十二日、足を滑らせるなどして転倒したけが人が、東京都内で午後九時までに六十七人に上ったと発表した。十九〜八十七歳の男女で、いずれも命に別条はない。

渋谷駅でバスを待って行列をつくる人たち=22日午後

写真

 一方、警視庁交通規制課は二十二日、都内で雪が積もり始めてから午後九時までに交通事故の発生が六百六十六件確認されたと発表した。バイクの転倒などの人身事故が四十一件、物損事故が六百二十五件だった。多くは雪の影響とみられる。

■ 備え急ぐ

 東京都八王子市大和田町のホームセンター「ムラウチホビー八王子店」では、雪かき用スコップなどを買い求める人たちが相次いで来店。同店には二十本ほどの在庫があったが、開店してすぐに売り切れ、午後に二百本を仕入れた。融雪剤も二十一日までに売り切れたという。

 帰宅途中に立ち寄ったという近くの新宿区職員渡辺善高さん(55)はスコップを手に「明日の朝が心配だったので、ホッとしました」と話した。浜田覚店長(42)は「こんなに売れるのは、四年前の大雪以来」と話した。

◆雪の日に転ばないためのポイント

■歩き方

 ・軟らかいゴム底や、深い溝の底の靴を選ぶ。スニーカーや革靴は滑りやすいので注意

 ・歩き始めは慎重に

 ・小さな歩幅で、左右幅は適度(20センチ)に離す

 ・重心を前に置き、足の裏全体を路面に付ける気持ちで

 ・歩きスマホや、ポケットに手を入れるのは危険

■滑りやすい場所

 ・人や車で雪が踏み固められる横断歩道、地下鉄や地下街からの出口、バスやタクシーの乗降場所など

 ・タイル張りの店内など。靴底に雪が付着していると滑りやすい

(「ウインターライフ推進協議会」のホームページから)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報