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【社会】

4年ぶり大雪 都内229人搬送 千葉で男性死亡

雪が解けている場所を選び、並んで駅へ向かう人たち=23日午前7時50分、東京都北区で

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 関東を四年ぶりに襲った大雪の影響で、首都圏では二十二日夕から二十三日朝にかけ、雪の影響とみられる転倒や事故が相次いだ。道路には一夜明けても積雪が残り、会社員らは慎重な足取りで職場に向かった。

■事故相次ぐ

 東京消防庁によると、東京都内では二十二日の雪の降り始めから二十三日午前十時までに二百二十九人が転倒し、救急搬送された。

 積雪が原因とみられる交通事故も相次ぎ、警視庁によると、二十三日午前九時までに人身事故が四十七件、物損事故は七百五十九件に上った。

 千葉県山武(さんむ)市では二十二日午後七時三十分ごろ、同市島のJR東金線北島踏切で、軽トラックに普通電車が衝突し、軽トラックを運転していた七十代の男性が全身を強く打って死亡した。山武署によると、男性は列車を止めようと、車外に出て電車に手を振っていた。踏切内には当時数センチの積雪があり、署は軽トラックが雪の影響で立ち往生した可能性があるとみている。

 千葉県によると、他に雪による転倒や自動車の追突事故などで二人が重傷、七十人が軽傷を負った。

 神奈川県内でも二十三日朝までに、少なくとも約百六十人が転倒や乗用車同士の事故などでけがをした。南足柄市では男性(77)がビニールハウスから落ちて腰の骨を折る重傷を負った。

■交通機関

 JR新宿駅では、駅前の歩道は大半が雪に覆われたままで、通勤客らは先に除雪された点字ブロックの上を一列になって歩いていた。東京都北区の男性会社員(58)は午前八時すぎ、「電車が意外と順調に動いていて助かった」と話した。

 駅に隣接した長距離バスターミナル「バスタ新宿」では午前八時現在、甲府行きなどを除く大部分の路線が運休し、雪の影響が続いていた。スーツケースを持った観光客らが待合室で仮眠を取ったり、係員に運行状況を聞いたりしていた。

 長野県駒ケ根市の女性(80)は二十二日に日帰りの予定で上京したが、急きょ知人の家に泊めてもらったという。「東京でこんなに雪が降るとは思わなかった。きょうこそ帰れると思うので、再開を待つしかない」と疲れた様子だった。

 多くの路線が集中する東京駅では、千葉県の会社員の男性(64)が「雪のため、普段より三十分早く家を出た。車内は普段より少し混んでいたが、特に問題なかった」とほっとした様子で職場に向かった。

 

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