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【社会】

「噴火速報」出せず 御嶽山噴火後 新設したが…

 多数の犠牲者を出した三年余前の御嶽山(長野・岐阜県境)の噴火を教訓に、気象庁が新設した「噴火速報」が、今回の草津白根山の噴火では出せなかった。

 発生直後に噴火を携帯端末へのメールなどで速報し、登山者の避難に生かすもの。噴火した鏡池付近は、比較的静穏だったため観測が手薄で監視カメラも近くになく「噴火直後に把握することができなかった」(火山課)という。

 気象庁が異変を検知したのは午前九時五十九分ごろ。地震計が火山性微動をとらえ、傾斜計でも山が隆起する地殻変動が見えた。だが、明瞭な空振(くうしん)(噴火時に起きる空気の振動)は観測されず、カメラの映像もないため、噴火かどうか不明だった。「噴火が発生したもよう」として噴火警戒レベルを2に上げたのは、午前十一時五分。微動は前兆でなく噴火自体に伴うものとみられ、噴火発生から一時間余り経過していた。その後、午前十一時五十分にレベルを3に引き上げた。 (宇佐見昭彦)

 

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