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【社会】

都心48年ぶり−4℃ 府中は統計史上最低 氷点下8.4度

厳しい冷え込みで氷が張った皇居の大手濠(ぼり)=25日午前9時35分、東京都千代田区で(内山田正夫撮影)

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 数年に一度の強い寒気の影響で、関東地方は二十五日朝、厳しい冷え込みとなった。東京都心では四十八年ぶりに気温が氷点下四度まで下がり、府中市では統計開始以降の四十二年間で最も低い氷点下八・四度を観測した。 

 各地の最低気温は、群馬県草津町と栃木県日光市の奥日光(中禅寺湖付近)で氷点下一四度、埼玉県鳩山町で氷点下九・七度、東京都練馬区で氷点下七度、神奈川県海老名市で氷点下五・八度、千葉市で氷点下二・三度など。平年を四〜七度ほど下回る所が目立った。気象庁によると、日本付近は西高東低の強い冬型の気圧配置で、茨城県つくば市の上空五千メートル付近には氷点下三一・五度と、平年を五度余り下回る寒気が流れ込んだ。寒波は週末にかけて続く見込み。

◆身の回り 路面以外にも注意を

 週末まで続くとみられる厳しい寒波。夜や早朝の路面凍結などのほか、身の回りでも、さまざまな注意が必要だ。

 氷点下になった場合、気を付けなければならないのは、屋外にある水道管の凍結。二年前、九州が記録的な寒波に見舞われた際には、福岡県内で水道管の凍結による漏水が相次いだ。

 東京都水道局のお客さまセンターには、朝から「水道が出ない」といった問い合わせが相次いで寄せられている。水道局によると、凍結を防ぐには、水道管が直接外気に触れないようにタオルなどを巻いてテープで縛るのが効果的だという。

 都水道局の担当者は「もし凍結したらタオルをかぶせて、ゆっくりとぬるま湯をかけてください。熱湯は管が破裂する恐れもあるので避けて」と呼び掛けている。

 また屋内では、入浴時に脱衣所や浴室が冷えきっていると、熱いお湯との温度差で「ヒートショック」と呼ばれる体調不良を起こし、脳卒中や心筋梗塞などで死に至ることもある。

 多摩平の森の病院の高橋龍太郎院長(老年医学)は「浴槽で意識を失えば、溺死を含め危険な状態になり得る。安全な入浴は、温度差を小さくすることに尽きる」という。予防法として(1)暖房器具などで脱衣所の室温は一八度以上に(2)入浴前にシャワーで浴室を数分暖める(3)風呂のお湯は四一度以下に−などを挙げる。

 東京ガス都市生活研究所(港区)でも「風呂に漬かる時間は十分が目安」としている。

 

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