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【社会】

細る客足、温泉街困惑 草津白根山噴火 スキー、修学旅行中止も

草津温泉源泉の湯畑前に集まる観光客ら。地元の観光関係者からは、観光客減少を心配する声が出ている=24日、群馬県草津町で

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 群馬県草津町の草津白根山で二十三日に発生した噴火を受け、日本を代表する草津温泉街では、スキー客や修学旅行生らの宿泊予約のキャンセルが出るなどの影響が出始めている。スキーシーズン真っ盛りと重なり、観光関係者は観光客の減少を心配している。 (石井宏昌、原田晋也)

 昨年、二百二十二万人が宿泊し、日帰り客を含めると三百二十五万人余りが訪れた草津町。温泉街は噴火があった本白根山鏡池周辺から東に約七キロ離れ、入山規制区域(鏡池から半径二キロ)からは外れている。

 しかし、温泉街の旅館やホテル百十施設が加盟する草津温泉旅館協同組合の職員は「スキー客や雪景色を楽しむ温泉客でにぎわう時期だが、噴火後、予約のキャンセルが出ている」と明かす。

 この時期はスキー教室を兼ねた修学旅行生も訪れる。黒岩信忠町長は「百人、約二百人の大口の修学旅行客のキャンセルがあり、『困った、困った』との声がある」と漏らした。

 噴火場所に近い草津国際スキー場は昨シーズンには約十八万人が訪れた。二十四日、入山規制から外れる麓の天狗山ゲレンデなどで営業を再開したが、ロープウエーなどがある上部のゲレンデは閉鎖したまま。

 草津温泉観光協会の担当者は「これまで噴火していない場所が噴火したので、観光客も不安な気持ちになると思う。二月の休日は例年は宿泊施設も満室になるが、影響は避けられないだろう」。こう予想した上で「観光客の問い合わせには、温泉街は被害がありませんと説明している。現状をきちんと説明していくしかない」と話した。

 

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