東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

筑波のダイヤ、もっと輝け 富士に対抗 売り込み

昨年10月27日に母子島遊水地から撮影されたダイヤモンド筑波(筑西市提供)

写真

 山頂に太陽が重なる西の「ダイヤモンド富士」に対し、東の「ダイヤモンド筑波」を観光の目玉にしようと、筑波山に近い茨城県筑西市の商工関係者らが写真愛好家を支援する活動に取り組んでいる。朝日が昇る年二回のダイヤモンド筑波の日に、絶好の撮影スポットで飲食物を無料提供する。次の予定は十四日前後で、協力する市も「体を温めて美しい写真を撮って」とPRする。 (越田普之)

 取り組みを始めたのは筑西市の商工関係者らでつくる団体「ちっくタッグ」。市内にある母子島(はこじま)遊水地付近が、美しい写真を撮れるスポットとして、県内外の写真愛好家の間で広まっていたのに注目した。

 筑波山の北西に位置する遊水地では、山頂に朝日がかかる様子を観賞できる。水面に山が映り込む「逆さ筑波」を期待できるなど、好条件がそろう。撮影チャンスは毎年二月十四日前後と十月二十八日前後の二回ある。特に、二月は空気が澄み撮影に最適だという。

 ただ、遊水地周辺はトイレもない場所。二月の早朝は冷え込みも厳しく、「まつげが凍るほど」(市担当者)という過酷な環境だ。

写真

 ちっくタッグ代表で地元の郵便局長白井佐智子さんは「少しでも温まってもらい、『また来たい』と思ってもらえるようにしたかった。一つの観光名所にしようと考えた」と「おもてなし」を始めた理由を語る。

 昨年二月から始め、スープの配布だけだったが、好評で、前回の十月は撮影に訪れる人が、それまでの二倍以上に当たる約二百五十人に増えたという。

 三回目の今回は十四日の午前五〜七時に実施する予定。九日に最終判断し、市のホームページなどで案内するという。

遊水地に集まった写真愛好家たち=昨年10月(筑西市提供)

写真

 提供するのは地元産の野菜を使ったスープを約五百食分。缶コーヒーや特産の米もプレゼントする。また、十四日は休館だが、市内の温浴施設の無料券五百枚も配る。駐車場と、仮設トイレ二基は十日から十九日まで使えるようにする。

 白井さんは「回を追うごとに、地元で協力してくれる人が増えている。おもてなしを充実させて、年二回でも、筑西に来てもらえるようにしたい」と話した。

 母子島遊水地へ車で向かう場合、カーナビの目的地を「川久保新農村集落センター」(茨城県筑西市辻381の1)に設定すると、近くまで行くことができる。集落センター付近には、駐車場への案内看板が設置される予定だ。問い合わせは市観光振興課=電0296(20)1160=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報