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【社会】

ショベルカー事故 卒業生ら死亡女児悼む 手話教える優しい子

 大阪市生野区の歩道にショベルカーが突っ込んだ事故で、死亡した大阪府立生野聴覚支援学校の小学部五年井出安優香(いであゆか)さん(11)は、他校との交流で手話を教える優しい女の子だった。現場近くには三日までに多くの花が手向けられ、訪れた児童や卒業生らが突然の死を悼んだ。

 「めっちゃ明るい子で、本当に残念です」。二日に現場でじっと目をつぶって手を合わせたのは、近くの市立東桃谷小五年藤崎力空(りく)君(11)。両校の交流会で、井出さんと同じグループで遊び、手話で「ありがとう」や藤崎君の名前の示し方を教えてもらった。八日にも交流会が予定され、再会を楽しみにしていたという。

 生野聴覚支援学校を卒業した四十代の男性会社員も足を運び「耳が聞こえない人にとって車は怖い。本当にかわいそうだ」と話した。

 荒木太兵衛さん(74)は学校近くの交差点で、昨年から毎日、登下校の見守りをしてきた。「子どもたちとは手話であいさつしていた。優しい子が多く、まさか、こんな事故が起こるなんて」と肩を落とした。

 生野署は三日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕したショベルカーの運転手佐野拓哉容疑者(35)を同法の過失致死傷容疑に切り替えて送検した。

 

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