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【社会】

下町ボブスレー、平昌出場ならず ジャマイカ連盟が不使用通告

平昌五輪に向けたジャマイカチーム用のボブスレー。後方は機体にボブスレーを描いたスカイマークの特別デザイン機「下町ボブスレージェット」=昨年10月、東京都大田区の羽田空港で

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 東京都大田区の町工場有志が国産の競技用そりを開発する「下町ボブスレー」のプロジェクト推進委員会は五日、そりを供給するジャマイカ連盟から平昌五輪で下町ボブスレーを使わないとの連絡を受けたことを明らかにした。連盟は推進委が開発したそりで五輪に出場する契約を結んでおり、実際に使わない場合は推進委は損害賠償を含めた法的措置を取る方針。

 推進委の細貝淳一ゼネラルマネジャーは「残念。悲しいというのが率直なところ」と声を絞り出した。

 推進委によると、ジャマイカ連盟は昨年十二月に五輪出場をかけて欧州で開かれたW杯で、ラトビア製のそりを使い、下町ボブスレーに対して「ラトビア製と比べて遅い」などと批判。五輪で使用しない意向を示してきた。

記者会見する下町ボブスレーのプロジェクト推進委員会の細貝淳一ゼネラルマネジャー(左)と国広愛彦委員長=5日、東京都大田区で

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 推進委では何度も機体を改良し、要望に対応したが、今月二日、五輪で使わない場合は損害賠償を含めた法的措置を取る意向を伝えた。それでも、ジャマイカ連盟は五日朝、在ジャマイカ日本大使館を通じ、下町ボブスレーを使わないと推進委に伝えてきた。

 ただ、推進委のスタッフが平昌五輪の会場近くで待機しているという。細貝マネジャーは「まだあきらめたわけではない。ジャマイカ側に使うと言われれば提供したい」と話した。

 下町ボブスレーのプロジェクトは二〇一二年に本格始動。ボブスレー日本代表にそりの使用を申し入れたが、受け入れられず、ジャマイカ連盟と一六年七月に平昌五輪で使用する契約を交わした。 (原尚子)

 

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