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【社会】

「事故捜査は陸自が主導」 政務官発言に陸幕困惑

 陸上自衛隊のヘリコプター墜落事故に関して、大野敬太郎防衛大臣政務官は六日夜、報道陣に「陸自の警務隊が主導して事故捜査を進める」と語った。この発言に対し、陸上幕僚監部(陸幕)は困惑。身内が主導すれば厳正な捜査に疑念を招きかねないとみて、神経をとがらせている。

 事故を巡っては、業務上過失致死や航空危険行為処罰法違反の容疑を視野に、佐賀県警と陸自警務隊が合同で捜査している。

 現地入りしていた大野政務官は六日夜に防衛省に戻り、小野寺五典(いつのり)防衛相とともに省内で報道陣の取材に対応。警察と自衛隊のどちらが捜査の主体になるかを問われ、「現場では陸自の警務隊が主導し、県警の協力を得ながら捜査を進める形になっていると承知している。詳しくは陸幕に確認を」と述べた。

 この発言を受け、陸幕は取材に「警察庁とも協議し、県警と連携し合同で捜査にあたる。部分的に警務隊が中心になることはあり得るが、捜査全体として陸自が主導することは現時点ではない」と説明。

 自衛隊内部からは「警務隊が公正な組織とはいえ、これだけの事故では『内輪で都合よく処理したのでは』とみられてしまう」との懸念が漏れている。 (原昌志)

 

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