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【社会】

仮想通貨の口座転売 初摘発 容疑のベトナム人逮捕

 仮想通貨交換所の口座情報を他人に販売したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は十六日までに、犯罪収益移転防止法違反の疑いで、無職で自称ホアン・チュン・タン容疑者(27)=埼玉県富士見市鶴瀬東二=らベトナム国籍の男女四人を逮捕した。捜査関係者によると、昨年四月施行の改正犯罪収益移転防止法で交換所の口座情報が規制対象になって以降、摘発は全国初。

 同課によると、タン容疑者以外は留学生や技能実習生。四人のうちタン容疑者ら三人は「記憶にない」と容疑を否認している。

 販売した口座は中国人とみられる別の犯罪グループが不正送金先として悪用。同課は、犯罪グループが安い手数料で素早く海外送金できることに目を付け、仮想通貨口座を利用して資金洗浄を図った疑いがあるとみている。

 逮捕容疑は二〇一七年七月九日、東京都内の仮想通貨交換所に四人のうち一人の名義で開いた口座のIDとパスワードを氏名不詳の人物に何らかの方法で送り、販売したとされる。

 四人は口座を取得した直後に販売。二日後の七月十一日には、犯罪グループが電子決済サービス「Pay−easy(ペイジー)」を利用し、群馬県の信用金庫に開設された同県にある建設会社名義のインターネットバンキングの口座から、交換所の口座へ約三百万円を不正に送金していた。一部は交換所で十ビットコインに換えられ、そのうち五ビットコインが同二十日に中国の交換所の口座へ送金されていた。

 四人の仲間でベトナム人とみられる人物名義の別の仮想通貨口座にも七月十一日に、同じ群馬県の建設会社名義の口座から約三百万円が不正送金されており、この仮想通貨口座も不正に販売された疑いがある。

 

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