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【社会】

「知らんぷりダメ。長官辞めて」 納税者怒り 確定申告スタート

確定申告のため税務署を訪れ、行列をつくる人たち=16日午前8時30分、東京都港区で(淡路久喜撮影)

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 二〇一七年分所得税の確定申告の受け付けが十六日、全国の税務署や特設会場で始まった。確定申告に訪れた納税者からは、学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、国会で交渉記録を「廃棄した」と説明した佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官や、交渉経緯を明らかにしようとしない政府に対する怒りの声が相次いだ。

 品川税務署(東京都港区)では、早朝から多くの納税者が列をつくった。

 「国税庁のトップとして知らんぷりではいけない。長官は辞めてほしい」。不動産収入があるという品川区の無職岩城仁さん(89)は確定申告を終えた後、怒りを口にした。同区の別の無職男性(85)も「国民の義務だから申告に来たが、佐川さんはけしからん」と、説明責任を果たすよう求めた。

 麻生太郎財務相は十三日の衆院予算委員会で佐川氏について「職務を適切に行っている」と述べたほか、国会招致にも否定的だ。品川区の会社員男性(38)は「こんなことでは納税への抵抗感が高まる。日本の政治には期待できない」と、政治への不信感を語った。

 午後には東京・霞が関の国税庁周辺で、市民団体が佐川氏の罷免を求めるデモを予定している。所得税の申告期限は三月十五日。

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◆佐川長官、会場視察へ 日程は公表せず

 国税庁の藤井健志次長は16日の衆院財務金融委員会で、野党が森友学園問題を巡る過去の答弁を問題視している佐川宣寿国税庁長官=写真=が確定申告の会場を数カ所、視察すると明らかにした。視察の日程や場所はセキュリティー上などの理由で公表しないという。立憲民主党の高木錬太郎氏への答弁。

 

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