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【社会】

大杉漣さん急死 66歳「バイプレイヤーズ」

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 北野武監督の映画「ソナチネ」や「HANA−BI」などに出演し、ドラマやバラエティー番組でも親しまれた俳優の大杉漣(おおすぎれん)(本名孝=たかし)さんが二十一日、急性心不全のため死去した。六十六歳。徳島県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。

 名脇役として知られた。テレビ東京によると、大杉さんは二十日、放送中の連続ドラマ「バイプレイヤーズ」の撮影を終え、ホテルに戻った後に不調を訴えたという。

 大杉さんは一九七四年に劇団「転形劇場」に入団し、八〇年に「緊縛いけにえ」で映画デビュー。九〇年代以降には北野監督の映画やSABU監督の「ポストマン・ブルース」、崔(さい)洋一監督の「犬、走る DOG RACE」のほか、近年では「シン・ゴジラ」の首相役などで存在感を発揮。迫力のあるやくざ役から気弱な父親役まで、幅広い役を巧みに演じた。

 テレビのバラエティー番組でも活躍。「ぐるぐるナインティナイン」や散歩番組「大杉漣の漣ぽっ」にも出演し、その朗らかな人柄がお茶の間でも親しまれた。

◆ドラマ共演者ら「あまりに突然」

 大杉さんが出演していた連続ドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」(テレビ東京)の第三話は二十一日、予定通り放送された。テレビ東京は「放送は大杉さんの遺族、事務所、キャストの意向だった」と説明。二十八日の第四話、三月七日の最終回の放送は現在、検討中としている。

 「バイプレイヤーズ」で大杉さんと共演した遠藤憲一さん、田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さんは連名で「あまりにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。リーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません。しかし、最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れである漣さんを、一同、心から誇りに思います」とのコメントを出した。

 

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