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【社会】

米軍ヘリ、再び上空に 窓落下の普天間第二小

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 二十三日午後三時半すぎ、米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)に隣接する市立普天間第二小の上空を米海軍のMH60ヘリコプター一機が飛行した。在日米軍が認めた。昨年末に起きた同小運動場への米軍ヘリの窓落下事故後、日米両政府は学校上空の米軍機の飛行を「最大限可能な限り避ける」と合意しており、防衛省は米側に再発防止の徹底を申し入れた。米軍は調査を始めた。

 沖縄県などは小学校上空の飛行中止を求めており、地元住民は反発。在日米軍司令部は同日の声明で、今回の飛行に「遺憾の意」を表明した。

 米軍機を巡っては、エンジン火災を起こした三沢基地(青森県)所属のF16戦闘機が、シジミ漁船が操業していた湖に燃料タンクを投棄したほか、普天間飛行場所属ヘリが沖縄で相次いで不時着するなどトラブルが頻発している。

 同小は昨年十二月の窓落下事故後、一カ月半以上にわたり運動場を閉鎖。米軍ヘリが上空を飛行したことで、小学校関係者の間で改めて安全への不安の声が出ている。

 防衛省によるとMH60は普天間飛行場を離陸後に同小上空を飛行。同省は今年一月にも米軍ヘリの同小上空飛行を確認しているが、米軍は否定している。

 昨年十二月、体育の授業中だった同小の運動場に、飛行中のCH53E大型輸送ヘリから重さ七・七キロの窓が落下。児童との距離は十数メートルだった。防衛省沖縄防衛局は、米軍機の飛行確認と児童らの安全確保のために、同小に監視カメラを設置し、監視員を配置した。

◆「命軽視」地元反発

 市立普天間第二小の上空で米軍機の飛行が確認されたことに対し、児童の保護者や住民は「子どもの命が軽視されている」「もういいかげんにして」と怒りの声を上げた。

 同小は六日、一カ月半以上使用を中止していた運動場の授業での利用を再開したばかり。小学六年の長男(12)が通う宮城智子さん(48)は「子どもの命を守るためにこれまで何度も保護者が訴えているのに聞き入れてもらえない」と憤った。

 普天間飛行場の近くに住む宮城政一さん(74)は「抗議や要請では何も変わらない。これまでと違う対抗策を考えないといけない」と怒りをあらわにした。

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