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【社会】

イスラム女性のスカーフ触り検査 看護師試験の監督員

 十八日に行われた看護師国家試験の愛知県と香川県の会場で、インドネシアなどからの受験生が着用していたイスラム教徒の女性が髪を隠すためにかぶるヒジャブ(スカーフ)を、試験監督員が触ってカンニング検査をしていたことが分かった。

 受験生は経済連携協定(EPA)に基づき、国家資格を得るために日本に滞在していた。帽子などの着用を申請する文書を当日に渡され、提出することも求められており、試験事務を委託した厚生労働省は「宗教上の配慮を欠く対応だった」としている。

 受験生から相談を受けたEPA看護師介護福祉士ネットワークや厚労省によると、愛知県の会場ではインドネシアやフィリピンからの約百五十人が受験し、このうち五十人ほどがヒジャブをかぶっていた。開始前に監督員が一人ずつヒジャブを触り、首元を検査した。

 申請書は試験終了後に渡された。同ネットは「今までの試験ではこうした対応はなかった」としている。

 二会場とも同じ業者に委託しており、厚労省は二十三日、謝罪文を受験者全員に届けるように指示した。同省は、業者から事前に問い合わせがあれば宗教上の理由による着用は検査不要と回答したとし、担当者は「再発防止に向け今後の対応を検討したい」と話した。

 

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