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【社会】

189系特急 全て引退へ 旧国鉄の雰囲気、人気高く

JR東日本が引退させる方針を固めた豊田車両センター所属の「189系」

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 JR東日本は二十四日、一九七〇年代の旧国鉄時代に特急用車両として製造された「189系」の全編成を引退させ、廃車にする方針を明らかにした。現在三編成(一編成六両)あり、うち二編成が四月に引退予定で、残る一編成も数年以内に運転を終える見通し。国鉄特急の雰囲気を醸す車両として鉄道ファンや中高年層からの人気が高く、全て姿を消すことに惜しむ声が出そうだ。

 189系は運転台を高い位置に設けた先頭車両が特徴で、近年は主に臨時列車として運行。JR東日本の幹部は引退・廃車の理由を「古くなり、利用客を満足させる車内空間を提供するのが難しくなってきたため」としている。「ラストラン」の運行も検討する。

 189系は、旧信越線横川(群馬県)−軽井沢(長野県)の急勾配を通る際、補助する電気機関車と連結して運転できるように設計された。北陸新幹線の部分開業で九七年に廃止されるまで上野(東京)−長野などを結んだ特急「あさま」や、新宿−松本(長野県)を走る中央線の特急「あずさ」などに使われた。

 四月に引退予定の二編成は豊田車両センター(東京)に所属。金曜と土休日に中央線の新宿(東京)と富士急行の河口湖(山梨県)を直通する快速列車として走ってきたが、三月十七日のダイヤ改正後は別の車両に切り替える。その後は団体臨時列車で走るだけとなる。

 残る一編成は長野総合車両センター(長野市)に所属し、塩尻(長野県)から長野への通勤用ライナーなどに利用されてきた。数年以内に廃車になる見込みだが、具体的な時期は未定という。

 

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