東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

東京マラソン2020期待胸に 市民ランナー、ボランティア心待ち

給水所でランナーとハイタッチをかわすボランティア=25日、東京都墨田区で

写真

 二十五日の東京マラソンは、市民ランナーら三万六千人がそれぞれの思いを胸に四二・一九五キロを駆け抜けた。二〇二〇年東京五輪・パラリンピックも、同じ都心を中心としたコースになるとみられている。ボランティアや観衆らは、二年後のスポーツの祭典に思いをはせた。

 「東京五輪のコースはどこ? このコースでいいのにね」。七回目の東京マラソンに挑んだ東京都江戸川区の石井佑典(ゆうすけ)さん(31)は、スタート前に外国人ランナーから、そう声を掛けられた。「新国立競技場はどこにあるのか」とも質問され、「二年後というけど、五輪はすぐそこまで来ているんだ」と実感した。

 石井さんは建築技術者派遣会社に勤務する。会社の後輩らは、東京五輪のメイン会場となる新国立競技場(新宿区)や選手村(中央区)の建設現場で奮闘し、夢の舞台を造り上げている。「自分たちの仕事を誇りに思ってほしい」とエールを送った。

 沿道でも東京五輪への期待が膨らんだ。十キロ地点の日本橋(同)で、手作りの応援ボードを手にした京都市西京区の主婦石田美代子さん(62)は「世界のトップランナーがこの景色の中を駆け抜けるんだ、と想像しながら見ていた」と声を弾ませた。

 この日の東京マラソンでは、約一万一千人のボランティアが活躍した。しかし、世界中から人々が集まる東京五輪では、十倍の十一万人超が大会を支える。

 外国人ランナーを英語で誘導する役割を担った東京都世田谷区の会社員宮司悠未(みやじゆみ)さん(31)は、九月に募集が始まる東京五輪のボランティアにも応募する予定だ。「いろんな国の人に『東京の街は美しい』と言ってもらえてうれしかった。五輪でも海外のお客さんをもてなしたい」と心待ちにしていた。 (唐沢裕亮、加藤健太)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報