東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

引退かかる…粘りに粘って420手 将棋公式戦 16時間引き分け

 二十七日朝から二十八日未明にかけて行われた将棋の公式戦で、四百二十手という異例の長手数の対局があった。対局開始から約十六時間に及んだ激闘の結果は引き分けだった。

 中尾敏之五段(43)−牧野光則五段(29)戦で、第三十一期竜王戦(読売新聞社主催)の予選に当たる。持ち時間は各五時間。

 対局は、両者の玉が相手の陣地に入り、詰まなくなる「相入玉(あいにゅうぎょく)」の状態に。その場合、規定では駒の数で勝敗をつけ、お互いが一定数以上あれば「持将棋(じしょうぎ)」として引き分けになる。駒が一つ足りなかった中尾五段が必死に粘り、長い争いの末に取り返したことで、持将棋が成立した。

 終局の三十分後、指し直し局が持ち時間各一時間で行われ、二十八日午前四時五十分、百手までで牧野五段が勝った。

 中尾五段は本年度中に一定の成績を挙げなければ、規定により引退となる。

 日本将棋連盟に記録が残っている限りでは、最長手数の対局は、一九六九年の順位戦、芹沢博文八段−原田泰夫八段戦での三百九十手だった。通常、将棋の対局は百手前後で決着することが多い。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報