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【社会】

「混雑緩和」発車 小田急複々線完成、開通 17日から増発

複々線化完成を祝いテープカットする(右から)小田急の星野晃司社長、山木利満会長、五十嵐秀交通サービス事業本部長=3日午前4時57分、東京都世田谷区の小田急下北沢駅で

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 小田急電鉄が進めていた小田急線の線路を上下二本ずつ敷く「複々線化工事」が代々木上原−登戸(一一・七キロ)間で三日、完成し、開通した。通勤列車の混雑を緩和するため五十年来の構想が実現した。 (増井のぞみ)

 十七日から複々線化に合わせた新ダイヤで運行を始め、通勤時間帯に上り列車の三割増など列車の運行本数が大幅に増発される。昨年度に東京圏で三位の混雑率192%の世田谷代田−下北沢間は、新聞を楽な姿勢で読める150%程度まで緩和される。

 複々線化は一九六四年の都市計画から始まり、八九年に着工。各駅停車と急行が別の線路を走るため、通過待ちや速度低下をしなくて済み、全路線で列車を増発できるようになる。

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 三日未明から梅ケ丘−代々木上原間を中心に、総勢八百人が線路や架線の切り替えなどの工事に当たった。早朝には「都心に近いボトルネック」だった最後の東北沢−世田谷代田間一・六キロが完成した。

 地下二層構造になった下北沢駅では午前四時四十五分ごろ、複々線開通式が開かれた。関係者約五十人が参加し、星野晃司社長らが笑顔でテープカット。星野社長は「『混んでて遅い』と言われてきたが、快適とスピーディーを加えて、選んでいただける沿線にしたい」とあいさつした。

 午前五時半ごろ、下北沢駅に足を運んだ世田谷区の会社員、千葉侑毅さん(25)は「朝の通勤時、身動きが取れず『勝負』と思って我慢している。複々線化で少しでも楽になったらうれしい」と期待した。

 

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