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【社会】

5歳長女虐待死か 父逮捕 目黒、傷害容疑 転居前、児相2回保護

船戸容疑者が死亡した結愛ちゃんと暮らしていたアパート=東京都目黒区で

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 五歳の長女に暴行してけがを負わせたとして、警視庁は三日、傷害の疑いで、東京都目黒区東が丘一、無職船戸雄大容疑者(33)を逮捕した。長女は二日に病院に運ばれ、死亡が確認された。警視庁によると、船戸容疑者は「言うことを聞かないので数日前に拳で顔面を殴った」と容疑を認めている。

 死亡したのは結愛(ゆあ)ちゃん。両目の周りや体にはあざなど殴られた痕があり、日常的に虐待を受けていた疑いがある。警視庁は傷害致死容疑への切り替えも視野に、司法解剖をして詳しい死因や暴行との因果関係を調べる。

 結愛ちゃんは一月に目黒区に転居するまで住んでいた香川県の児童相談所に、父親から虐待を受けている疑いがあるとして、二回にわたり一時保護されていたことも東京都への取材で判明。都によると、結愛ちゃんは二回とも家の外に出されていたとして、一時保護された。目黒区への転居に伴い、管轄の品川児童相談所は香川県の児相から引き継ぎを受け、二月九日に自宅を訪問。同二十日に開かれた四月に入学予定の小学校説明会でも、参加を確認するよう関係機関に依頼したが、いずれも結愛ちゃんに会えなかった。

 二月の訪問時は船戸容疑者の妻(25)が「児相が関わると、子どもに影響が出るから会わせたくない」という趣旨の話をしたという。都の担当者は「児相の判断として、まず家庭との関係をつくるという手法はあり得るが、結果は重く受け止めないといけない」としている。

 逮捕容疑は二月末ごろ、自宅の室内で、結愛ちゃんの顔を拳で殴るなど暴行を加え、けがを負わせたとされる。船戸容疑者は結愛ちゃんと妻、長男(1つ)の四人暮らし。結愛ちゃんは船戸容疑者の実子ではなかった。船戸容疑者は「風呂場で殴った」とも供述。妻は「殴っているところを見たことがない」と話しているという。

 二日午後六時ごろ、目黒区の自宅アパートで「娘が数日前から食事を取らず吐いて、心臓が止まっているようだ」と船戸容疑者から一一九番があった。警視庁が船戸容疑者に事情を聴いたところ、暴行を認めた。

 

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