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【社会】

<福島 希望の朝へ> (5)球児「ここが大好き」

笑顔で学びやへと向かうふたば未来学園高校の野球部員たち。朝の練習が待っている=福島県広野町で

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 午前八時、海を望む高台へ続く通学路から生徒たちの弾む声が聞こえる。福島第一原発から二十〜三十キロ圏内の福島県広野町。三年前、復興を支える人材育成の場として県立ふたば未来学園高校は産声を上げた。

 昨夏の県大会、野球部は創部初の一勝をあげた。ノーヒットノーランの劇的な勝利だ。スポーツを通して人材を養うのも同校の柱の一つ。「頑張っている姿を通して福島は元気だって伝えたい」と野球部の志賀俊希捕手(二年)。初勝利を喜んでくれた地元の人々の笑顔にスポーツの持つ力を実感した。

 生徒の多くは原発事故からの避難を経験。一日、同校初の卒業式が行われ、野球部の先輩ら百四十人が無事に巣立った。進学や就職、アスリート。それぞれ道は違えど心の中には古里復興への熱い思いが宿る。「福島が大好きだ」 (写真と文・岩本旭人)

 =おわり

 

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