東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

外国人ユーチューバー発信 被災地動画 世界が反応

青森県八戸市の居酒屋で客らと談笑するアンジェラさん(右)=ユーチューブより

写真

 東日本大震災の被災地など東北地方を取材した外国人ユーチューバー2人が1月中旬から、世界に向けて動画を公開した。視聴者からは「東北を応援するための旅行に行きたい」「自然災害の恐ろしさと克服する方法を教えてくれた」など多くの反応が寄せられている。 (吉田通夫)

 二人は台湾出身のアレンさん(三十代、本名非公表)とニュージーランド出身のアンジェラ・アンさん(24)で、いずれも日本在住。米グーグル社が運営する動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿し、国内外で強い発信力を持つ。昨年十一月、東北に外国人旅行者を呼び込もうという復興庁の事業の一環で仙台市や盛岡市などを訪問。この時の様子を、十二月の本紙で紹介した。アレンさんは中国語で、十四分と十六分の動画の二本を公開。アンジェラさんは英語で、十一分の一本にまとめた。

 岩手県宮古市の津波被害を伝える「たろう観光ホテル」を訪れた場面では、二人はともにガイドの元田久美子さん(60)の「『災害は忘れたころにやってくる』という言葉があるが、人が忘れるから被害が大きくなる」との言葉を紹介。近くで開かれていたお祭りの様子や、居酒屋や観光地で地元住民と楽しく語り合う場面も多く取り上げ、東北を「日本の新しい魅力を発見できる」と紹介した。

岩手県宮古市の「たろう観光ホテル」を紹介するアレンさん=ユーチューブより

写真

 動画はそれぞれ五万回から七万回近く再生され、視聴者のコメントは中国語と英語で百五十〜四百件にのぼる。「震災は非常に悲しく感じたが、立ち直ってきていることが分かった」「自然の力は過小評価できない」「日本を旅行する外国人の1%しか東北に行かないようだけど、私はその1%になりたい」などといった書き込みが目立つ。

 アレンさんは「視聴者に東北に行ってもらおうと、悲しさよりも『楽しいんだよ!』『みんな元気だよ!』というイメージを多くした」と説明。アンジェラさんも「視聴者の中に地震を怖がっている人がいたので、それは違うということを証明したかった。きれいな景色と優しい人たちとの触れ合いを取り上げようと心掛けた」と語った。

       ◇

 アレンさんの動画はユーチューブの検索窓で「kkbmnyk44yw」(一本目)「mms6agjuda」(二本目)、アンジェラさんの動画は「g3rt7zjkojq」と入力すると表示される。それぞれ日本語の字幕付き。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報