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【社会】

「国民への背信行為」 森友文書書き換え 真相究明 求める声

決裁文書の書き換えを認めた財務省=東京都千代田区で

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 森友学園問題を巡る決裁文書の書き換えについて十二日、財務省は与党幹部に対し、書き換えを認めた。ただ書き換えを財務省本省の誰が指示したのかや、動機については「調査中」を理由に明らかにしないまま。市民からは「内閣の責任も問われる」「森友問題には政治家の圧力もあったのでは」と怒りや、真相究明を求める声が広がった。 (中村真暁、藤川大樹)

 官邸前では十二日早朝から、十人ほどの市民が集まり、書き換え問題について抗議の声を上げた。

 書き換え問題で、前国税庁長官の佐川宣寿(のぶひさ)氏が辞任したことについて、参加者はマイクを回しながら「麻生太郎財務相の任命責任は重く、安倍晋三首相は内閣を総辞職すべきだ」と強調。全員で「総辞職を」とコールした。

 主催した市民団体の「森友・加計告発プロジェクト」共同代表の田中正道さん(61)は「自分の保身の政治しかできていない。国民目線になれない政治家は辞めてほしい」と憤った。

首相官邸前で森友学園問題に対する政府の対応を批判する人たち=東京・永田町で

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 東京・霞が関周辺でも、通勤途中の人たちから戸惑いや憤りの声が聞かれた。相模原市の男性会社員(42)は「国民への背信行為だ。信じられないと驚いている。誰が書き換えたかにとどめず、財務省の組織としての責任も明らかになってほしい。官僚トップや麻生太郎財務相も責任をとるべきだ」と訴えた。

 練馬区の男性会社員(50)は「文書書き換えは枝葉にすぎず、大本の問題は森友学園の国有地売却問題。土地の値引きについて、官僚の忖度(そんたく)があったとも言われるが、政治家の圧力があったのではと疑っている。その理由が知りたい」と強調した。

 足立区のパート西山ひろ子さん(69)は「バカげたことをしていると思う。文書書き換えは氷山の一角では」と指摘し、新宿区の主婦(46)も書き換え問題を受けて「子どもに公務員の仕事のよさを伝えにくくなる」と話した。

 

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