東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

自殺職員「常識壊された」 「森友」国有地担当 昨夏、親族に

 森友学園の国有地売却問題を担当した財務省近畿財務局管財部に所属し、七日に神戸市内で自殺した男性職員は昨年夏、親族との電話で「常識が壊された」と漏らしていた。親族は詳しい内容を聞いていないとしつつ「実直な人なので、やるべきではない仕事をさせられたのではないかと思う」と語った。親族が十二日、取材に応じ、昨年来のやりとりを明かした。

 職員は五十代。以前は仕事の話をほとんどせず、弱音を吐いたこともなかったが、昨年八月、心療内科に通っていることを告げられた。電話で「毎月百時間の残業が何カ月も続いた」「常識が壊された」とつらそうな様子で話し「異動できずつらい」とも打ち明けたという。職員はその後、仕事を休んだ。昨年十二月に届いたメールでは、年明けの職場復帰の計画に触れながらも「心と体がうまくついていかない」と不安を吐露していた。

 近畿財務局が国有地を値引きして売却した問題は、昨年二月に発覚。職員はこの前後に管財部の担当者として取材対応に追われていた。森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざん問題も踏まえ、親族は「汚い仕事をさせられたのではないか」と疑念を強めている。「正義感が強いから、間違ったことをさせられていれば、すごく抵抗したのではないか。全てを明らかにしてほしい」と訴えた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報