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【社会】

新幹線台車 他社製にも傷 日本車両 JR西・東海4台交換

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 JR西日本の新幹線のぞみ34号の川崎重工業製の台車に亀裂が見つかった問題で、亀裂の起点とされる溶接部の傷が、JR東海子会社の日本車両製造(名古屋市)製の同型台車四台でも見つかった。JR東海などへの取材で分かった。JR西日本、東海の二社は、傷のある台車を新幹線から取り外して交換した。

 JR二社と日本車両によると、四台の内訳は、JR東海が購入した台車二台とJR西の二台。目視では分からない小さな傷を探す超音波検査で発覚した。問題の亀裂が見つかった川重製と同じく、鋼材でできた部品「台車枠」と、台車枠と車軸などをつなぐ「軸バネ座」の溶接部に傷があった。

 JR西は、二月末の会見で、川重の台車の溶接部の傷について「溶接の不備」と指摘し「亀裂の起点になった」とする見解を公表。傷を起点とした亀裂が、設計上の厚さの三分の二の四・七ミリまで削り込まれた台車枠まで進み、大きく広がったとみている。

 日本車両製の傷について、JR東海は「傷と厚さ不足の二つがそろわなければ亀裂はできず、安全性に問題はない」と説明。ただ、大事を取って交換した。

 日本車両は、交換でJR二社から戻ってきた台車を割って内部を調査。傷が溶接作業時にできたことを確認した上で「強度に問題はなかった」としている。

 のぞみ34号は昨年十二月十一日、博多発東京行きで運行中、臭いや異音などが次々に発生し、名古屋で運転を打ち切った。

 同型台車は、JR東海は川重、日本車両、日立製作所の三社から、JR西は川重、日本車両、日立、新日鉄住金、近畿車両の五社から購入している。現在も超音波検査を続けており、今後も傷が見つかる可能性がある。

 

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