東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

オウム死刑囚 移送開始 法務省、7人を5拘置所へ

 オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した死刑囚七人について、法務省が十四日、東京拘置所から他の五カ所の拘置所へ移送を始めたことが、関係者への取材で分かった。十五日までに移送を終える予定。一月に事件を巡る教団関係者の裁判が全て終結したのを受けた措置。法務省は死刑執行の時期などを慎重に検討するとみられる。

 一連の事件では、元代表麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=ら十三人の死刑が確定しており、全員が東京拘置所に収容されていた。

 関係者によると、移送対象は七人だが、麻原死刑囚は含まれていないという。移送先は、死刑を執行する施設のある仙台拘置支所に一人、名古屋拘置所に二人、大阪拘置所に二人、広島拘置所に一人、福岡拘置所に一人。

 通常、共犯関係にある複数の死刑囚を同じ拘置所には収容しない上、死刑囚の親族が面会しやすいよう地元に近い拘置所に移送することがあるという。

 一連の事件は、松本サリン(一九九四年)、地下鉄サリン(九五年)両事件などで計二十九人が死亡、負傷者は六千人以上となった。

 教団関係者計百九十二人が起訴され、十三人の死刑、六人の無期懲役が確定している。

<オウム真理教> 1984年、松本智津夫死刑囚が東京でヨガサークル「オウム神仙の会」を設立、その後にオウム真理教に改称した。坂本堤弁護士一家殺害事件(89年)、松本サリン事件(94年)、地下鉄サリン事件(95年)など一連の事件で、国は6500人以上の被害者を確認。教団は「アレフ」に改称した主流派、元幹部上祐史浩代表が設立した「ひかりの輪」、アレフからさらに分派した集団の三つに分かれて活動を続けている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報