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【社会】

ストーカー被害、最多2万3000件 リベンジポルノ相談1200件

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 昨年一年間に全国の警察が把握したストーカー被害は二万三千七十九件で、前年から三百四十二件(1・5%)増え、ストーカー規制法が施行された二〇〇〇年以降、最多だったことが警察庁のまとめで分かった。警察庁は「社会的意識の高まりや相談体制の拡充で、潜在化していた被害が積極的に相談されるようになったため」とみている。

 ストーカー規制法違反に基づく警告と禁止命令は計三千九百二十七件で前年より百九十二件増えた。昨年六月の規制法改正で警告を経ずに禁止命令を出せるようになった影響で、禁止命令は前年の四倍近くに増え、過去最多だった。

 刑法犯やストーカー規制法違反などでの摘発は、前年比六十三件減の二千六百二十五件。警察庁は「加害者が傷害や暴行などに及ぶ前に、警告や禁止命令で迅速に対処できた結果ではないか」と分析している。

 摘発の内訳は、ストーカー規制法違反が九百二十六件。このうち、昨年一月の法改正で新たに規制対象となった「会員制交流サイト(SNS)メッセージの連続送信等」は九十四件、「うろつき」は五十三件だった。刑法犯は住居侵入(三百五件)、脅迫(二百八十五件)の順で多く、殺人も既遂と未遂を合わせて九件あった。

 被害者と加害者の関係は元を含む交際相手が最多の44・8%。知人・友人が13・2%、勤務先同僚・職場関係が11・0%、内縁や元を含む配偶者が7・4%など。一方で「関係、行為者不明」が7・8%、「面識なし」7・4%など、対策が難しい被害もあった。

 一方、交際相手の裸の画像などを流出させる「リベンジポルノ」の相談は千二百四十三件(前年比16・9%増)で、年間の統計を取り始めた一五年以降、三年連続で千件を超えた。

 

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