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【社会】

いじめ放置 市を提訴へ 川口・中3「不適切な対応が助長」

 埼玉県川口市の市立中学校三年の男子生徒(15)がいじめを受け、長期間不登校になった問題で、生徒の母親が二十二日、県庁で会見し、学校や市教育委員会の不適切な対応がいじめを助長したとして、市を相手に損害賠償請求訴訟を起こす考えを明らかにした。

 母親は「この三年間、息子がいじめを受けるたびに学校や市教委に相談してきたのに、まったく改善されなかった」と主張。代理人の岡本卓大(たくお)弁護士は「学校と市教委の責任を追及したい」と話している。

 市教委が設置した第三者調査委員会が十四日に公表した報告書では、生徒が二〇一五年五月から一六年十一月にかけ、所属するサッカー部のLINE(ライン)で中傷されるなどした七つの行為をいじめと認定。「不登校の主たる要因になった」と指摘した。

 母親によると、生徒は一六年九月、いじめを苦に自傷行為をして不登校になった。母親から相談を受けた県教委や文部科学省は市教委に対し、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として対応するよう再三指導した。

 だが学校や市教委は重大事態ととらえず、市教委は一七年二月にようやく調査委を設置。しかし、その後もいじめが続いたという。 (杉本慶一)

 

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