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【社会】

税のプロ 要職歴任 佐川氏 部下に厳しい一面も

 佐川宣寿氏は今月九日に国税庁長官を辞めるまで、主に税務のプロとして財務省の要職を歴任し、出世街道を歩み続けた。有能な仕事ぶりが評価される半面「部下への指示や物言いが厳しい」(同省関係者)ことでも知られていた。

 東京大を卒業し、一九八二年に大蔵省(現財務省)に入省。後に自民党の政治家に転じる片山さつき氏、現事務次官の福田淳一氏、元国税庁長官の迫田英典氏らが同期に名を連ねる中、関税局、理財局の二つの局長ポストを経て二〇一七年七月に国税庁長官に昇進した。

 予算編成を担う主計局で主計官、税制を立案する主税局では法人税や消費税の担当課長を歴任し、大阪国税局長や国税庁次長といった徴税部門の幹部も務めた。

 金融機関が次々と経営破綻した九七年前後の厳しい局面では、優秀な若手や中堅が集められた銀行局に在籍。その後、広報室長や、塩川正十郎財務相時代には秘書官も経験している。

 森友学園問題では、理財局長として「官僚らしからぬ強気の答弁」(財務省中堅)を連発して野党の追及をはねつけ、森友側への国有地売却手続きは適正だったとの主張を譲らなかった。

 今は文書改ざんの「最終責任者」と麻生太郎財務相から名指しされ、批判の矢面に立つ。その麻生氏も、佐川氏が国税庁長官を辞めた九日の時点では「有能で、理財局長の時代を含め、きちんと対応してきた。残念だ」と辞任を惜しんでいた。

 

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