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【社会】

「学校行事 安全に全力」 那須雪崩1年 犠牲8人追悼式

茶臼岳(奥)を望む献花台で手を合わせる男性=27日午前、栃木県那須町で

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 栃木県那須町で登山講習会に参加中、雪崩に巻き込まれて死亡した県立大田原高校山岳部の生徒七人と教員一人の追悼式が、事故発生から一年となる二十七日、同町の「なす高原自然の家」であった。

 県や県教育委員会、講習会を運営した県高校体育連盟が主催し、約百三十人が参列。遺族は県教委の事故対応に不信感を募らせており、一組を除き欠席した。

 参列者は黙とうし、献花台に花を手向けた。福田富一(とみかず)知事は式辞で哀悼の意を示し「学校行事、部活動の安全確保に、県教委と全力で取り組む」と述べた。

 現場で死亡した生徒を引率していた菅又(すがまた)久雄教諭(49)も参列。式後、初めて取材に応じ「雪の状態や斜度などから雪崩は起こらないと考えた」と消え入りそうな声で釈明した上で「亡くなられた八人に本当に申し訳なく思う」と謝罪した。

 雪崩が起きた茶臼岳が望める現場付近の展望台にも、献花台が設けられた。

 遺族の一人は同日、遺族らが開設しているウェブサイトで「悲しみと喪失感を共有し、息子の命を無駄にしないよう努めていただきたいと切に願います」と心境をつづった。

 事故は昨年三月二十七日午前八時半すぎに発生。県内七校の山岳部員らが雪崩に巻き込まれ、八人が死亡、四十人がけがをした。

 

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