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【社会】

ネット世界を想像力で救え ITの安全意識向上狙い「サイバー小説」募集

「日本ネットワークセキュリティ協会」が作製した小説コンテストのポスター(イラストは久正人氏)

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 サイバー攻撃の被害が世界的に増える中、情報セキュリティーの重要性を一般の人にも身近に知ってもらおうと、NPO法人「日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)」は、サイバーセキュリティーをテーマにした小説のコンテストを三十一日から始める。

 若者に人気のある娯楽小説「ライトノベル」を中心とするコンテストで、国のサイバーセキュリティ戦略本部が後援する。想像力豊かな作品を求めており、日頃からITに関心のある人だけでなく、ドラマやアニメを見る層にも訴えかけて、日本全体のセキュリティー意識の向上につなげたい考えだ。

 運営はKADOKAWAの小説投稿サイト「カクヨム」が行う。大賞は賞金百万円のほか、若者向けの「角川スニーカー文庫」からの書籍化が約束される。応募はプロアマ問わず可能で、期間は八月三十一日まで。

 ジャンルはSFやラブコメ、日常の体験談など自由だ。書き手に正確なセキュリティー知識を伝えるため、JNSAの所属企業がアドバイスや取材協力をする。五月十三日には東京都内で説明会を開き、著名な専門家であるサイバーディフェンス研究所の名和利男上級分析官らが講演する。

 小説投稿サイトはスマートフォンやパソコンから自由に作品を発表できて、誰でも無料で読める。今回はカクヨムに応募作を投稿してもらい、閲覧数や読者からの評価も審査に反映させる。JNSAの本川祐治実行委員長は「技術的なことはわれわれが全面的にサポートする。サイバー攻撃者を上回る想像力を膨らませて、小説を書いてほしい」と期待を込めた。

 

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