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【社会】

厚木から米艦載機60機 岩国へ移駐完了 極東最大級

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 在日米軍再編に伴う米軍厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への空母艦載機移駐計画で、予定された計約六十機の移駐が三月三十日に完了した。米側から連絡を受けた防衛省中国四国防衛局が三十一日、明らかにした。山口県と岩国市にも連絡内容を伝えた。

 朝鮮半島情勢が不透明な中、岩国基地は海兵隊と合わせた所属機が計約百二十機に倍増、嘉手納基地(沖縄県)に並ぶ極東最大級の航空基地となった。艦載機の拠点と沖縄県や在韓米軍の基地との距離が近づくことで、相互運用の活発化も想定される。

 岩国市の福田良彦市長は「航空機騒音や運用の実態把握に努め、問題があれば必要な対応を国や米側に求めたい」とのコメントを出した。

 在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)によると、移駐したのは原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機で、第五空母航空団所属。

米軍岩国基地に移駐したFA18戦闘攻撃機=31日、山口県岩国市で

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 日米両政府は二〇〇六年に移駐を含む在日米軍再編に合意。山口県と岩国市は昨年六月に移駐容認を表明した。その後、本格的に始まり、十二月までにE2D早期警戒機やFA18戦闘攻撃機、EA18G電子戦機、C2輸送機の計三十五機程度が移った。

 完了時期は当初、今年五月ごろとみられていたが、在日米海軍司令部は三月二十八日、予定として残っていたFA18の二部隊(二十四機程度)の移駐が近く完了すると明らかにしていた。

 三月二十六〜三十日に二部隊のうち計十三機が移駐された。このほかに、同司令部は既に岩国に移った艦載機があるとしているが、何機かは明らかにしていない。

<岩国基地> 山口県岩国市の臨海部にある米軍基地。県庁所在地の山口市より被爆地広島に近く、世界遺産の厳島神社(広島県廿日市市)から十数キロの地点にある。騒音軽減と安全対策のため滑走路を1キロ沖合に移設し、2010年から運用。臨海部の約7・9平方キロに、海上自衛隊や民間の岩国空港と共用の滑走路(約2440メートル)がある。

 

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