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【社会】

バスケ用車いすで再挑戦 「20年東京」へ大田区の町工場

新型の第1号機でデモンストレーションをする、車いすバスケットチーム「NO EXCUSE」の選手たち=31日、東京都大田区の大田区総合体育館で(圷真一撮影)

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 東京都大田区の町工場十社が二〇二〇年東京パラリンピックで選手に使ってもらおうと、車いすバスケットボールの競技用車いすを開発し、三十一日に男子プロバスケのBリーグの会場で一号機をお披露目した。十社のうち六社は、「下町ボブスレー」の開発プロジェクトに参加し、平昌(ピョンチャン)五輪でジャマイカチームに提供しようとしたが、直前に使用を断られた。地元の大舞台で、リベンジを目指す。

 お披露目は、地元チーム「アースフレンズ東京Z」の試合前に、大田区総合体育館で行われた。開発に協力し、日本代表経験者もいる車いすバスケチーム「NO EXCUSE」の選手が一号機で登場。約千六百人を前に、パスやシュートをした橘貴啓(たちばなたかひろ)さん(31)は「こぎ出しが良く、スピードに乗りやすい」と話した。

 車いすの開発は、大田区が町工場の技術力向上や、新分野参入を目指して昨夏に着手。十社が車いすメーカー大手「松永製作所」(岐阜県養老町)に協力して製作を進め、接続部分やキャスターの強度、操作性などを向上させた。

 五月の日本選手権では「NO−」の七人が一号機を使う予定。十社は選手の声を聞き、改良を進める。下町ボブスレー製作にも参加した「エース」の西村修社長(46)は「今度こそ、という感じ」と平昌の雪辱を期した。 (原尚子)

 

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