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【社会】

藤井六段が特別賞 「最優秀」羽生二冠

 二〇一七年度に活躍した棋士を表彰する「第四十五回将棋大賞」の選考委員会が二日、東京都内であり、最優秀棋士賞に史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治二冠(47)が選ばれた。二年ぶり二十二回目。最年少棋士の藤井聡太六段(15)は「同等の活躍をした」として特別賞に決まったほか、新人賞にも選ばれた。

 選考委は棋戦主催各社の記者らで構成。最優秀棋士賞の選考では、羽生二冠と藤井六段とを推す意見に分かれて白熱した。藤井六段は史上最多の二十九連勝や史上最年少での棋戦優勝、将棋ブームを巻き起こした点が高く評価されたが、「タイトル戦に出場していない」との異論も出た。

 一方、羽生二冠は王位と王座を失ったものの、竜王を奪取し、永世竜王の資格を得て、将棋界初の国民栄誉賞を受賞。今月開幕の名人戦七番勝負の挑戦者となった点も評価された。多数決で、十三票中、九対四で羽生二冠に決まった。

 最優秀に次ぐ優秀棋士賞には、第五十八期王位戦七番勝負(本紙主催)で初タイトルを獲得した菅井竜也王位(25)が選ばれた。最優秀女流棋士賞は、第二十八期女流王位戦五番勝負(同)で防衛するなど、女流五冠を堅持した里見香奈女流王位(26)が受賞した。

 羽生二冠は「山あり谷ありの一年でしたが、受賞を励みに、フットワーク軽く前進を続けたい」、藤井六段は「これからも将棋の可能性を追求し、棋力を上げるべく一層精進していきたい」と、それぞれコメントを出した。 (樋口薫)

 

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