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【社会】

JR東、新車両に防犯カメラ 18年度製造分から

 JR東日本は3日、2018年度以降に製造する全車両に防犯カメラを設置すると発表した。保有するのは約1万2000両。完了時期は未定だが、中央線特急、常磐線特急、成田エクスプレスは18年度末から客室を改造して2カ所ずつ順次、設置する。 (増井のぞみ)

 深沢祐二社長は会見で「二〇年の東京五輪・パラリンピックへのテロに対する備え」など、安全対策の向上が目的と説明。新幹線や埼京線の一部は既に導入され、山手線も今年五月から二〇年春までに全車両に設置する。

 深沢社長によると、一編成にカメラを設置する費用は五千万円という。一方で、痴漢対策で導入した埼京線での抑止効果について明言せず、「捜査機関に映像を提供した実績がある」と述べるにとどめた。

 防犯カメラの設置は一五年六月の東海道新幹線放火事件を契機に広がり、東京メトロや東急電鉄なども全車両に設置する方針。プライバシーや情報管理の課題もある。

 東京大の樋野公宏准教授(都市計画)は「防犯カメラの設置は乗客のプライバシー侵害の恐れがある。相応のメリットを数字で示すことが必要」。慶応大の大屋雄裕(たけひろ)教授(法哲学)は「今後犯罪をする可能性があるとして、一般の人が追跡されることにつながらないか。情報管理のルールとルールを守る保証が課題」と指摘する。

 

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