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【社会】

「救命なのに なぜ」 土俵上がった女性看護師

土俵上で倒れた多々見良三舞鶴市長の救命措置をする人たち=京都府舞鶴市で(観客提供・ツイッターから)

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 京都府舞鶴市での大相撲春巡業で四日、市長が倒れた際、救命処置をした看護師の女性が土俵から下りるよう場内放送で促された問題で、女性が「人命救助をしているのに、なぜそういうことを言うのか」という趣旨の発言をしていたことが六日、一緒に救助に当たった市職員への取材で分かった。

 多々見良三市長(67)が倒れた直後に駆け付けた市民文化環境部の飯尾雅信部長によると、数人が土俵に上がり、消防関係者とみられる男性が「動かさない方がいい」と話した。直後に客席から女性が上がり、「医療関係の方ですか」と尋ねられると「看護師です。心臓マッサージができます」と答えた。

 飯尾部長らがネクタイを緩めたり、シャツのボタンを外したりした上で、女性が心臓マッサージを開始。その後、自動体外式除細動器(AED)を持った救急救命士に交代した。この間、複数回にわたって「女性は土俵から下りてください」というアナウンスが流れ、女性が疑問の声を漏らしたという。

 大相撲舞鶴場所実行委員会によると、女性は「当たり前のことをしただけなので、静かにしておいてほしい」と話している。

 一方、土俵下にいた河田友宏実行委員長(78)は六日、「詳しい状況は分からない」とした上で、行司の場内放送とは別に、土俵上で日本相撲協会関係者が女性に対し下りるように腕を振る動作をしていたと明らかにした。

 

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