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【社会】

特別指導発表直前「Xマスプレゼントある」 労働局長、不適切発言を謝罪

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 衆院厚生労働委員会は六日、報道機関への「是正勧告」発言をした東京労働局の勝田智明(かつだともあき)局長を参考人招致し、集中審議を行った。勝田局長は「権限をいたずらに行使するような発言で不適切だった。労働行政の公正、公平に疑念を抱かせることになった」と述べ、謝罪した。自身の進退は「答弁は差し控えたい」とした。

 勝田局長は昨年十二月二十六日の定例記者会見で裁量労働制の違法適用で野村不動産を特別指導したことを発表した際、「プレゼントもう行く? じゃ、やろっか」と話したことについて、「(特別指導の発表を)プレゼントと取られかねない発言で深く反省する」とした。

 特別指導を発表する直前の昨年十二月一日の会見では「十二月二十六日に、一日遅れのクリスマスプレゼントがありますから」などと話していた。厚労省は今月六日、この発言の記載された会見録を衆院厚労委理事会に提出した。

 特別指導は同社社員の過労自殺がきっかけになったとみられ、「プレゼント」発言には過労死遺族らが「人の死の重みを認識していない」と反発している。集中審議で勝田局長は「特定のものは想定していないが一連の発言は不適切だった」と説明した。

 厚労省は過労自殺の有無について「個別の案件には答えられない」としているが、社員の遺族が五日、公表に同意するファクスを東京労働局に送付したことが判明。加藤勝信厚労相は集中審議で「本人にお会いして確認しなければならない」と慎重に対応するとした。

 

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