東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

陸自 複数人が日報把握 防衛省、隠蔽経緯調査

 陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題を巡り、陸自研究本部(現教育訓練研究本部)教訓課で昨年三月二十七日に日報が見つかった時点で、少なくとも教訓課長を含む複数の隊員が存在を把握していたことが六日、防衛省への取材で分かった。課長らは全員、当時の稲田朋美防衛相ら幹部への報告をしていなかった。 

 日報の存在を複数の隊員が知っていたのに、長期間隠蔽されていたことになり、防衛省の調査チームは詳しい経緯に加え、陸自内で他に存在を把握していた隊員がいなかったか調べている。

 防衛省によると、昨年三月十七日から始まった南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報問題を巡る特別防衛監察の過程で、教訓課が防衛監察本部の指示を受けて調べたところ、同年三月二十七日に課内の外付けのハードディスクからイラク派遣の日報が見つかった。

 課長は、調査対象が南スーダンPKOの日報だったことを挙げて「(イラク派遣の日報が見つかったとの)報告をする必要があるとの認識を持っていなかった」と説明しているという。

 今月二日に小野寺五典防衛相がイラク派遣の日報の存在を確認したと公表した後、研究本部が教訓課への聞き取りを実施。課長を含む数人が、昨年三月時点で存在を把握していたと認めた。三日に山崎幸二陸上幕僚長が研究本部長から報告を受け、四日午前に小野寺氏に伝えた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報