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【社会】

高畑勲監督死去 82歳 「火垂るの墓」「ハイジ」

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 「火垂(ほた)るの墓」や「アルプスの少女ハイジ」など数々の名作を手掛けたアニメーション映画監督の高畑勲(たかはたいさお)さんが五日、肺がんのため死去した。八十二歳。三重県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。お別れの会を五月十五日に開く予定。

 東大仏文科卒業後、東映動画に入社。一九六八年に「太陽の王子 ホルスの大冒険」で劇場用長編アニメを初監督した。七〇年代に「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などのテレビシリーズをみずみずしい感性で演出し、日本アニメの礎を築いた。

 八四年に宮崎駿(はやお)監督の映画「風の谷のナウシカ」をプロデュース。翌年、宮崎監督とスタジオジブリを設立し、二人三脚でヒット作を生んだ。

 野坂昭如(あきゆき)さんの小説を自身の監督・脚本で映画化した「火垂るの墓」をはじめ、「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」など、監督作品は国内外で高く評価され、宮崎監督とともに日本のアニメを世界に誇る文化にまで押し上げた。

 二〇一三年には「ホーホケキョ となりの山田くん」以来十四年ぶりに監督した「かぐや姫の物語」を公開。一四年に世界最大級のアニメ映画祭であるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で名誉賞を受けた。一五年には同国の芸術文化勲章オフィシエを受章した。一九九八年紫綬褒章。著書に「十二世紀のアニメーション」など。

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